2007年11月11日日曜日

体調が崩れる



気候も、食事も、習慣もちがう日本に渡って、その間宿舎の移動が、3回。
早朝から、夜遅くまでの作業。
そして、言葉の通じない日常。

そんなこの期間の体験は、体調を崩さない方が...稀かもしれません。

期間中は、どの子も体調はよく順調でした。
しかし、いよいよ明日舞台に立つというときに、ばたばたと数名が発熱。
子供担当の救急隊に緊張が走りました。

移動ごとに体験するのが、クーラー。
この温度差に、日ごろしっかり食べれてない子供たち。
どんどん体力を落とし、発熱ということになったのでしょう。

ここまで準備した舞台での出番を前に、笑顔が消え、顔色が悪くなる。
周りは、なんとか元気になってもらおうと、手を尽くします。
そして、日本では当たり前の対応を取ろうしているときです。
現地で子供たちの生活を知っている方から適切な指示が飛びます。

「薬をむやみに与えないでください。
現地にかえると手に入らない薬に、体慣れてしまっては、
かえってかわいそうです。」

「体調を崩した子ばかりに意識を向けないで、
元気でがんばっている子供たちをほめてやってください。
病気になったらやさしくしてもらえると受け取っては、
この子たちの自立につながりません。」
(これは、体験レポートにも、書いてくださっています。)

特に孤児院から参加している子供たちの様子は、一人が体調くずしたとたん、また一人、また一人と、元気な子たちまでの顔に笑顔が減ってきました。
そんな中、現地NGO関係者(彼女もとても若くて、子供たちとあまり年齢差はない)が、子供たちの中で、屈託のない笑い声をあげます。
その笑顔に、日本人スタッフもはっとさせられます。
そう、心配や不安をそのまま顔にだしていては、その雰囲気が弱いところからどんどん伝染します。

NPO関係者は、自分たちもわずかな睡眠時間でがんばっている中で、
暗いムードになっている子供たちにむかって、笑顔でおでこを
さわりながらもっともっと働きなさいと、自らが手本を示す姿は、
私たち日本人スタッフは、はっとさせられる連続です。

「危険だから」「元気じゃないから」「体調を崩しやすいから」
そんなことばかりに意識を向けるのが、保護者、親の仕事になってしまっている日本の、なにか中心がづれているのではと、このエキスポで感じていたのは、少ない人数でないと思います。