2007年7月27日金曜日

日本人はなぜ??


ハートエキスポの1Week企画に先立ち、アジアの仲間たちは、石川県小松市のダイレクトアクションセンターで、3日~4日事前学習に取り組んでいました。

アジアの仲間の最大の難関は、大衆浴場、そう、お風呂です。
湯船につかる習慣、人前で裸になる習慣、そんなこんながすべて皆無。
以前より、ファッションチームのファシリテェーターとして日本にやってきていた女性(ティンティン)が、この大衆浴場や温泉に慣れるのに、本当に苦労していたことから、このお風呂という体験が、かなり高いハードルというのは、先から予想されていたことでした。

女性は特にデリケートな部分ですからそれは、それは、大いなる挑戦だったと思います。

ダイレクトアクションセンターの近くに、地元の方が利用される温泉があります。
露天風呂もあって、山の中のとても気持ちのよいところです。

6月29日
一日遅れて合流したカンボジアのメンバーとともに、いざ温泉初体験です。
予想どおりその困惑ぶりは相当のものでした。
幸い、大雨のせいで地元のお客さまもかなり人数が少なかったので、大きなご迷惑とまでにはなりませんでしたが、カーテンのついているシャワールームに4,5人が隠れるように固まっていたり、バスタオルや、薄い洋服をきたまま入っていったり、それはそれは・・・・。
男性群も、最初は躊躇したようですが、こちらは湯船に飛び込んだとたん、もう水遊び状態で、裸のつきあいが早かったようです。

大衆浴場の隠れたルールも、日本に着いたばかりの彼女たちには、理解などできません。一緒に日本人スタッフも入りますが、言葉が通じず、他のお客さんのマイシャンプーを使ったり、備え付けのシャンプーを持ち歩いたり、冷たい水のシャワーを、隣の人のことを考えず、とにかく早く済ませたくて、手荒に飛び散らしたりと、ハプニングの連続でした。

「日本に来る前に、日本の習慣を体験、学ぶということを約束したことを思い出してくださいね。」

彼らは、今の時点では自分の力で日本に来るということはできません。
多くの人のサポートがあって、この地に来れているということ。自分がここに来て何を得ようとしているのか。そして、約束は守ろうという話し合いがありました。

そして、日本人の大衆浴場などの、みんなで一緒に綺麗になろうという精神、マナーなどを、細かく、説明をしました。

翌々日、もう一度、みんなで温泉に行くスケジュールです。
もう、だれも服やバスタオルを巻いて入ろうとしませんでしたし、シャワーも飛んでいく先も十分気を配り、そして、露天風呂も満喫して彼女たちは温泉を楽しみました。
最初は、理解できないと眉間にしわをよせて受け入れることができない様子でも、日本人はなぜこうしているのかという理由や心が理解できた瞬間、どんどん吸収していきました。

「きれいな目をしているね。笑顔に吸い込まれそう。本当にかわいいね。」
これは、温泉で偶然二回ご一緒することになった地元の方です。
はにかみながら、お風呂に入っている子供たちを見て、目を細めていました。このように好意をもってみた下さった方もいらっしゃいましたが、突然の珍客に、ここは私の席なのよと、洗い場の独占に執着された地元の方もいらっしゃいました。煙たそうな様子は誰の目にも見て取れて、同じに日本人として説明がつきませんでした。

相手を思いやることに長けている日本人の文化。もっともっと大切にと、アジアの子供たちと接して受けた印象でした。